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脳卒中の兆しを見つける脳ドックのすすめ

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脳卒中の兆しを見つける脳ドックのすすめ

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脳卒中で亡くなる方は、年間11万人。

脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血を含む「脳卒中」は日本人の死因第3位・寝たきり原因の第1位を占める脳の病気です。脳卒中の治療は時間との戦いです。一命をとりとめても何らかの後遺症が残る場合も多いので、顔や腕の麻痺・ことばの障害など脳卒中が疑われる症状を発症したら、すぐに救急車を呼んでください。

脳卒中は大きく分けて3つに分類

01 脳梗塞

脳の血管が詰まり、脳内の血流が途絶え細胞が壊死します。

02 脳出血

脳の細い血管が破れ、脳内に溢れた血液が脳にダメージを与えます。

03 くも膜下出血

脳の動脈瘤が破裂し、くも膜下腔に広がった血液が脳細胞を圧迫します。

脳卒中の治療は時間が勝負!Time is Brain

Face:顔の麻痺…顔の片側が下がる。ゆがみがある。

Arm:腕の麻痺…片腕に力が入らない。

Speech:ことばの障害…ことばが出てこない。ろれつが回らない。

Time:発症時間…すぐに119番!救急車を呼んでください!

FASTと覚えておきましょう。大切な人を守るのは、そばにいるあなた!脳卒中が疑われる症状を発症したら、すぐに救急車を呼んでください。

脳ドックでわかること

脳ドックは、脳や脳の血管の状態を詳しく検査し、脳疾患の早期発見を目的としています。血液・尿検査などの検査結果をもとに総合的に判定します。下記の検査が、脳ドックの代表的な検査です。

MRI

頭蓋内の断面を写し出します。症状のない脳梗塞や脳腫瘍、脳出血の跡などが発見できます。

MRA

脳の血管の様子を立体画像で写し出します。脳と頸部の動脈瘤や動脈硬化、血管が詰まっていないかなどを調べます。

頸動脈超音波検査

動脈硬化の有無を調べます。心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の早期発見につながります。

JA愛知厚生連の病院で、専門ドック「脳ドック」が受けられます。

病院ごとに、検査項目や金額・オプション追加できる項目などが異なります。
詳細は、各病院のホームページをご覧ください!

特に、40歳以降の方や高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・喫煙習慣がある方・頭痛が気になる方は、定期的な検査をおすすめします!

各病院の健診の詳細はこちらからご覧ください。

2021年12月に『予防医療センター』としてリニューアルオープンしました。

簡易脳検査コースもあります。

脳ドック+動脈硬化健診を追加したコースもあります。

簡易健診「脳MRI検診(税込11,000円)」もあります。

脳ドックのほか、「もの忘れドック」もあります。

軽食サービス付です。

60歳以上の方には脳委縮の評価をサービスします。

脳外科医が画像を見ながら詳しく説明します。


病院併設型の健康管理センターとして、高度な医療機器を用いた専門ドックから一般的な健康診断まで幅広いメニューを提供し、生活習慣病の予防および疾病の早期発見・早期治療に努め、地域住民の健康維持・増進に貢献します。

\教えて/ドクター!早く見つけるカギは健康診断「脳梗塞を予防しよう!」のお話はこちらからご覧いただけます。

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