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\50~60歳代の発症が多い/パーキンソン病のお話

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\50~60歳代の発症が多い/パーキンソン病のお話

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今月のテーマは「パーキンソン病」

パーキンソン病とは、からだの動きなどに関係する運動症状がゆっくりと現れる脳神経の病気です。現在、日本には約20万人の患者さんがいるといわれており、脳の変性疾患のなかでは頻度の高い病気です。50~60歳代で発症することが多く、高齢になるほど発症率は増加します。残念ながら、パーキンソン病を根本から治す治療法は現在ありませんが、症状の進行を抑える治療は数多くあります。今回は、パーキンソン病についてお話しします。

パーキンソン病とは

パーキンソン病は、中脳の黒質(こくしつ)という部分の神経細胞が減り、作られるドパミン(神経伝達物質の一つ)が不足することで、脳からの信号が伝わりにくくなり発症します。神経変性疾患の一つで「錐体外路徴候(すいたいがいちょうこう)」と呼ばれる運動症状がゆっくりと出現してくる病気です。

症状はゆっくりと進行します。

代表的な症状

  • じっとしているときに手や足などが震えるようになる
    (静止時振戦/せいしじしんせん)
  • 身体の動きが少なくなる
    (無動・寡動/むどう・かどう)
  • 腕や脚などの筋肉がこわばってくる
    (筋強剛/きんきょうごう)
  • 症状が進行すると、転びやすくなる
    (姿勢反射障害/しせいはんさしょうがい)

運動症状以外のよくある症状

  • 起立性低血圧などの自律神経障害
  • 便秘
  • 嗅覚障害
  • 不眠
  • うつ
  • 睡眠時の異常行動(レム睡眠行動異常)
  • 認知機能障害

などが生じることもあります。

パーキンソン病の診断と治療

パーキンソン病の治療の基本は薬物療法です。薬物療法では、不足しているドパミンを補充する薬やその他の補助薬などがあり、患者さんの症状の進行に合わせて薬の量や種類を調整します。症状によっては外科的治療が可能な場合もあります。

また、患者さんの病状にあわせて、介護保険を利用したリハビリテーションや福祉用具の使用をしていくため、社会福祉士やケアマネジャーと連携して患者さんの生活を支えていきます。パーキンソン病は、早期発見・早期治療で、大きな支障なく生活できる期間を保つことができる可能性があります。症状が気になる方は医療機関を受診しましょう。

本記事は「With厚生連情報9月号」に掲載されています。

海南病院

病 床 数/540床

診 療 科/全31科

場   所/愛知県弥富市前ケ須町南本田396番地

電話番号/0567-65-2511(代表)

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