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【JAあいち健診センター】人間ドック・健康診断と一緒に「推定1日塩分摂取量検査」を受けてみませんか?

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【JAあいち健診センター】人間ドック・健康診断と一緒に「推定1日塩分摂取量検査」を受けてみませんか?

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JAあいち健診センターでは、健康診断・人間ドックを通じて地域のみなさんの健康をサポートしています。今回はオプション検査「推定1日食塩摂取量検査」をご紹介します。

塩分を摂りすぎていませんか?

塩分の過剰摂取が高血圧の原因であることはよく知られており、健康のために気をつけなくてはいけないと思っている方が多いのではないでしょうか。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、1日の食塩摂取量の目標値は、男性が7.5g未満、女性が6.5g未満となっています。しかし、現状値を見ると、男性10.5g、女性9.0gとなっており、国が定める目標量を男女ともに上回っています。

塩分を摂りすぎるとどうなるの?

塩分の過剰摂取は、高血圧の原因の一つとなります。塩分を過剰摂取すると、血液中の塩分濃度が高くなり、一時的に高くなった塩分濃度を下げるために体内に水分がため込まれていきます。その結果、血管に流れる血液量が増えて血圧が高くなります。このような高血圧状態が続くと次第に血管が厚く硬くなり、動脈硬化、脳卒中、心不全、腎障害など命に関わる病気を引き起こす可能性が高まります。

また、国立がん研究センターの研究では、塩分摂取量が多いと胃がんのリスクが高くなることが報告されています。さらに、塩分濃度が非常に高い魚卵の塩蔵品や塩辛、練りうになどをよく食べる人で胃がんリスクが高くなることが分かりました。

塩分の過剰摂取は、胃の粘膜へダメージを与えます。その結果、胃炎が発生し、発がん物質の影響を受けやすくなることが示されています。「日本人のためのがん予防法」の中でも食塩は1日あたり男性7.5g、女性6.5g未満、特に高塩分食(塩辛・練りうになど)は週に1回未満にすることを推奨しています。

まずはご自身の塩分摂取量を把握してみませんか?

正確な塩分摂取量を調べるには、24時間尿を貯める方法がありますが、日常生活で24時間尿を貯めることは容易ではありません。簡便で実際的な評価方法として「推定1日塩分摂取量検査」があります。「推定1日塩分摂取量検査」は、尿検査によって尿中のナトリウムとクレアチニンを測定し、年齢や身長・体重などを加味して1日あたりの塩分摂取量(推定)を計算する検査です。(※腎不全、利尿剤を使用している方は検査値に影響するのでご注意ください。)

尿検査は、健康診断や人間ドックで採取した尿を使用するため、追加の検体採取はありません。塩分の摂りすぎ、高血圧、むくみなどが気になる方はもちろん、健康な方もご自身の塩分摂取量を知って、食生活を見直すきっかけにしてみてください。

JAあいち健診センターで健康診断・人間ドックの受診を希望される方は下記ボタンより詳細をご確認ください。

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