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\大切な命を守るため/ 子宮頸がんワクチンと検診

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\大切な命を守るため/ 子宮頸がんワクチンと検診

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子宮頸がんの原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であり、子宮頸がんにならないためにはHPVの感染を防ぐことが重要です。また、定期的な検診によって早期発見が可能であり、早期治療により完治する可能性が高いことも分かっています。

子宮頸がんワクチン

HPVの感染を防ぐ予防接種です。小学校6年~高校1年相当の女の子を対象に、公費で接種を受けることができます(平成9〜19年度生まれの女性で接種を逃した方には令和7年3月末までの救済措置があります)。公費で受けられるHPVワクチンには2価ワクチン(サーバリックス®)、4価ワクチン(ガーダシル®)、9価ワクチン(シルガード®)の3つがあります。一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。

一般的な接種スケジュール

3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
※1…1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3…2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5…2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診では問診、視診、内診、細胞診などを行います。細胞診では、子宮の入口部分の表面を軽くこすって細胞を採取し、顕微鏡で異常な細胞がないか調べます。20歳以上の女性が2年に1回定期的に受診することが推奨されています。また、HPVワクチンを接種していても、すべての型のウイルスを予防できるわけではないので、検診は定期的に受診しましょう。

本記事は、JA愛知厚生連広報誌「With」11月号に掲載しています。

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