JA愛知厚生連 WEBマガジン

With Magazine

【JAあいち健診センター】麻疹・風疹・おたふく風邪・帯状疱疹の抗体検査を受けてみませんか?

トピックス

【JAあいち健診センター】麻疹・風疹・おたふく風邪・帯状疱疹の抗体検査を受けてみませんか?

  • 予防
  • 検診

JAあいち健診センターでは、健康診断・人間ドックを通じて地域のみなさんの健康をサポートしています。今回はオプション検査「麻疹・風疹・おたふく風邪・帯状疱疹の抗体検査」をご紹介します。麻疹・風疹・おたふく風邪・帯状疱疹は、大人になってから感染すると重症化することがあります。年代やライフスタイルに応じてご自身に抗体(免疫)があるかどうか調べることにより、ワクチン接種の判断材料にもなります。

01 麻疹抗体検査

麻疹(はしか)に対する抗体(免疫)があるかどうか確認する検査です。

麻疹(はしか)とは?

麻疹ウイルスに感染することにより引き起こされる感染症です。感染経路は空気感染・飛沫感染・接触感染であり、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。

主な症状は、38℃前後の発熱、のどの痛み、咳、目の充血など「かぜ」のような症状が現れ、一度熱が下がったあとに再び高熱が出ると同時に全身に発疹が広がります。重症化すると肺炎や脳炎を引き起こすことがあります。

日本をはじめとする先進国ではワクチンの2回接種制度により麻疹の発生は減少傾向にありますが、アジア、アフリカ諸国では依然として多く発生しています。訪日外国人の増加にともない、海外からの持ち込みリスクが高まっています。2006年度より小児のワクチン2回接種制度が開始され、感染者は主に大人となっています。子どもの病気という印象があるかもしれませんが、感染者の半数は大人です。

こんな人におすすめ

  • 麻疹ワクチンを接種していない、または1回しか接種していない方(1978年に定期接種として1回接種法が開始、2006年に2回接種法が開始されています。)
  • ワクチン接種をしたかどうか分からないので、麻疹に対する免疫があるかどうか知りたい方
  • 海外渡航の予定があり、麻疹に対する抗体があるか不安な方

02 風疹抗体検査

風疹(三日はしか)に対する抗体(免疫)があるかどうか確認する検査です。

風疹(三日はしか)とは?

風疹ウイルスに感染することにより引き起こされる感染症です。感染経路は飛沫感染、接触感染であり、ヒトからヒトへ感染が広がります。

主な症状は、発熱、紅い発疹、リンパ節の腫脹などです。妊娠中の女性が風疹にかかると死産や流産の原因となったり、白内障、先天性心疾患、難聴などの先天性風疹症候群の子どもが生まれることがあります。

日本をはじめとする先進国ではワクチンの2回接種制度により風疹の発生は減少傾向にありますが、アジア、アフリカ諸国では依然として多く発生しています。訪日外国人の増加にともない、海外からの持ち込みリスクが高まっています。

こんな人におすすめ

  • 妊娠をお考えの方やそのパートナー・ご家族の方
  • ワクチン接種をしたかどうか分からないので、風疹に対する免疫があるかどうか知りたい方
  • 海外渡航の予定があり、風疹に対する抗体があるか不安な方

03 ムンプスIgG抗体検査

ムンプスウイルス(おたふく風邪の原因ウイルス)に対する抗体(免疫)があるかどうか確認する検査です。

おたふく風邪とは?

ムンプスウイルスに感染することで引き起こされる感染症です。耳の下に位置する耳下腺(唾液を作る組織)に炎症が生じることから、両側が腫れた場合におたふくさんのように見えることから“おたふく風邪”と呼ばれます。

おたふく風邪は、6歳までの子どもが発症例の半数以上を占めますが、成人に感染した場合には、難聴、不妊、髄膜炎,睾丸炎,卵巣炎,膵炎などを合併することがあります。

おたふく風邪ワクチンは希望者が各自で受ける「任意予防接種」となっています。

こんな人におすすめ

  • 子どものころに予防接種を受けたかどうか分からない方
  • 小さな子どもがいるので家族みんなで感染を予防したい方

04 水痘IgG抗体検査

帯状疱疹に対する抗体(免疫)があるかどうか確認する検査です。

帯状疱疹とは?

水痘・帯状疱疹ウイルスにはじめて感染すると「水ぼうそう」として発症します。主な症状はかゆみを伴う発疹と発熱で、通常1週間程度で症状は治まります。その後もウイルスは体内の神経節に潜み、加齢や疲労、ストレスなどによる免疫機能の低下をきかっけに再び発症するのが「帯状疱疹」です。

神経に沿って皮膚がピリピリするような痛みを感じ、時間の経過とともに赤みや水疱形成などの皮膚症状が現れます。皮膚症状が治まると痛みも消えますが、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる痛みが残る場合があります。程度は人によって異なりますが、痛みが睡眠や日常生活に支障をきたすことがあります。50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。

こんな人におすすめ

  • 帯状疱疹に対する抗体(免疫)があるかどうか知りたい方
  • 50歳以上となり帯状疱疹を予防したい方

お問合せ

JAあいち健診センター TEL:0561-62-3168

麻疹・風疹・おたふく風邪・帯状疱疹の抗体検査は、健康診断・人間ドックのオプション検査としてお申し込みください。抗体検査単独では実施できませんのでご了承ください。

JA愛知厚生連 SNS

SNSで皆さんの生活に役立つ
医療・健康情報をお届けしています。

  • Instagram
  • facebook
  • YouTube