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乳がん検診Q&A よくある質問にお答えします

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乳がん検診Q&A よくある質問にお答えします

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乳がん検診Q&A

乳がん検診を受けるときに、様々な疑問があるかと思います。よくある皆さんからのご質問にいくつかお答えします。

Q:マンモグラフィ検査と乳腺超音波検査どちらを受けたらいいですか?

A:それぞれの検査には特徴があります。まずはマンモグラフィ検査を優先して受けていただきたいです。どちらの検査も、長所・短所があり両方受けることでそれぞれの欠点を補い合うことができます※1。ぜひ、両方受けることもご検討ください。

特に40歳未満の女性や、乳腺の発達した方(高濃度乳腺)の方はマンモグラフィ検査ではしこりが見つけにくいので、乳腺超音波検査と一緒に受けることをおすすめします。

※1超音波検査の追加が乳癌の早期発見に寄与することはほぼ確実であり,個人の価値観において,例えば任意型の乳がん検診などにおいては,検査を追加することで得られる利益と不利益のバランスを十分に説明し,受診者の理解と同意を得られる場合には,正しい精度管理のもとに超音波検査を行うことは許容される。

出典:日本乳癌学会 乳癌診療ガイドラインより

Q:毎年受けた方がよいですか?

A:マンモグラフィ検査は、40歳から最低でも2年に1回受けるように厚生労働省から推進されています。

Q:何歳まで検診を受けたらいいの?

A:年齢制限はありません。定期的な検診を続けることをおすすめします。

Q:マンモグラフィ検査で痛いのは胸が小さい(大きい)からですか?

A:痛みの感じ方は人それぞれで大きさは関係ありません。マンモグラフィ検査が苦手な方は乳腺超音波検査をおすすめします。

痛みを感じやすい方

・未産婦で乳腺が堅い

・皮膚が伸びにくい

・月経周期前の乳房のハリ

Q:マンモグラフィ検査を受けるとき、よい時期はありますか?

A:月経前は乳房が張るため、痛みが増す可能性が高くなります。痛みを強く感じる方は、月経前は避けた方がよいでしょう。江南厚生病院では、女性の診療放射線技師が検査を担当しております。心配なことがありましたら、気軽にお声掛けください。

10月はピンクリボン月間

ご自身と大切な家族・大切な人を守るため、乳がんを知ろう!

江南厚生病院では、10月のピンクリボン月間に合わせ、2022年10月13日(木)に乳がんイベントを開催します。検診による早期発見の大切さや罹患しても前向きに人生を歩むことができることを皆さまにお伝えするイベントです。大切な人を守るため、乳がんについて知っておきましょう。

イベント内容の詳細は下記をご覧ください。

講演会(予約優先)

第一部『患者・家族への乳腺外科医からのメッセージ』

  乳腺・内分泌外科 飛永 純一 医師 

<江南厚生病院の乳がん治療について>
江南厚生病院では、手術前のMRIによる病変の広がり診断や針生検による組織型などを総合評価して乳房温存手術を行っています。乳がんは組織診断によっていくつかのサブタイプに分類されそれぞれ治療法が異なります。当科ではガイドラインに基づいた最適な治療法を患者さんとよく相談して決めていきます。
また、健康管理センターでは、今年度より乳がん検診(マンモグラフィ)の枠を拡大して少しでも多くの方に受診いただけるように体制整備に努めています。

第二部『男性も乳がんになる』

  男性乳がん体験者 野口 晃一郎氏

岐阜県岐阜市出身。2016年に乳がんと診断され、2017年左胸切除を経験。男性乳がんの啓蒙活動を行っている。現在はフリーのアナウンサーやライターとして活躍。

時間: 14:00~15:00(開場13:45)

会場:江南厚生病院 2階 講堂

定員:50名

   

体験イベント(予約優先)

『キャンサーケアヨガ ~気軽に椅子ヨガ体験~』

キャンサーケアヨガ講師と一緒に椅子に座りながらヨガを行います。安心してご参加ください。

時間: 1回目:11:40~12:00
2回目:13:00~13:20

会場:江南厚生病院 2階 講堂(会場15分前)

定員:各回20名

※持ち物はございません。動きやすい服装でお越しください。
※どなたでもご参加いただけます。
※体調に不安のある方は主治医にご相談の上お申し込みください。

キャンサーケアヨガとは…
がんと共に生きていく中でかかる心身のストレスをヨガを通して軽減することを目的としています。患者さんにとってまさに生活の質(QOL)の向上を目指すヨガのプログラムです。

展示&相談会(予約不要)

時間:10:00~13:30

会場:江南厚生病院 2階 講堂・多目的室前・コンビニ前

内容:●がん予防、がん検診のススメ

   ●ケア用品展示(下着・人工乳房・ウィッグ等)

   ●個別相談会
    ・リンパ浮腫
    ・乳がん患者会マミーズダイニングとの相談

注意事項

・ご来院の際は不織布マスクをご着用ください。

・新型コロナウイルスの感染状況によって、イベントを中止する場合があります。その場合は江南厚生病院ホームページにてご案内いたします。

お問い合わせ・ご予約

江南厚生病院 がん相談支援センター

電話番号:0587-51-3346(直通)

受付時間:平日9:00~17:00のみ

<ピンクリボン運動について>
ピンクリボンとは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発運動です。1980年代、アメリカの乳がんで亡くなられた患者さんの家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めてリボンを作ったことからスタートしました。ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を伝えるシンボルマークです。

病院基本情報  

江南厚生病院

住所:愛知県江南市高屋町大松原137番地
電話番号:0587-51-3333(代表)
病床数:684床
診療科:全35科

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