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\10月は乳がん啓発月間/乳がん予防のための3つのポイント

健康ひろば

\10月は乳がん啓発月間/乳がん予防のための3つのポイント

  • がん
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乳がんは女性の9人に1人がかかり、女性全てのがんの中で罹患率は第1位、死亡数は第4位のがんです。

下記の3つのポイントを意識して、乳がんを予防しましょう。

乳がんを予防する3つのポイント

① 乳がんの発生リスクを知ろう!

さまざまな研究により、肥満、アルコール、喫煙、糖尿病などが乳がんの発生リスクとなることがわかってきました。

バランスのとれた食事、運動、規則正しい生活と、基本的によいとされている生活習慣を実践することが、乳がん予防にもつながるようです。

なお、健康食品やサプリメントの摂取によってリスクが低くなることはありません。

② 乳房を意識した生活を送ろう!

定期的に乳がん検診を受けていても、検査で分かりにくいものや検診と検診の間の時期に乳がんになることもあるので、毎月のセルフチェックが大切です。セルフチェックは生理がある人は生理が始まってから7日目頃にチェックをしましょう。生理のない人は月にこの日と決めてチェックしましょう。

チェックポイント

□ 乳房の変形や左右差がないか
□ ひきつれがないか
□ ただれがないか
□ しこりがないか
□ えくぼのようなへこみがないか

01.鏡の前に立ってチェック

正面から見て、ばんざいをしたり、頭の後ろに手を組んだりして見比べましょう。

02.指で触ってチェック

親指以外の指先・指の腹で軽く押してみましょう。「の」の字を書くようにしたり、つまんだりしてチェックしましょう。

03. 仰向けになってチェック

背中にタオルや座布団を敷いて、脇の下から乳房全体をくまなくチェックしましょう。

③ 乳がん検診を定期的に受けよう!

Q.検診を受ける回数は?

A.検診は年1回がおすすめですが、最低でも2年に1回は受けましょう!
無症状の方は乳がん検診を、症状のある方は医療機関を受診してください。

Q.何歳から受けた方がいい?

A.患者は40~60歳代に多く、自治体が行う乳がん検診は40歳以上からです。
40歳以下でも乳がんになる可能性はあるので定期的な検診・セルフチェック(自己検診)をおすすめします。
40歳以下あるいは妊娠の可能性がある方は超音波検査を、それ以外の方はマンモグラフィが基本です。

Q.授乳中は受けられる?

A.授乳中の方は乳腺の変化によりマンモグラフィや超音波検査での病変の指摘は困難です。
検診は断乳後6ヵ月以上経ってからがおすすめですが、症状があるときは早めに受診しましょう。

(監修)
知多厚生病院 乳腺外科

本記事は、「With厚生連情報11月号 健康ひろば」に掲載されています。

知多厚生病院広報誌「知ったより」もぜひご覧ください。

病院基本情報

住所/愛知県知多郡美浜町大字河和字西谷81-6

電話番号/0569-82-0395(代表)

診療科/全25科

受付時間/予約のない方:平日8:15~11:40

※一部専門外来と午後の診療は予約診療のみの対応となります。詳しくは当院ホームページ診療担当医表をご参照ください。

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