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今月のテーマは「骨」\高齢者の寝たきりを防ごう/骨折と骨粗しょう症のおはなし

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今月のテーマは「骨」\高齢者の寝たきりを防ごう/骨折と骨粗しょう症のおはなし

  • 介護予防
  • 検診

今月のテーマは「骨」

骨粗しょう症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本には約1200万人以上(人口の約10%)の骨粗しょう症患者さんがいると推定されていますが、その20%程度しか治療を受けていないといわれています。高齢になると、骨折が原因で介護になる可能性が高いです。骨粗しょう症を早期発見・早期治療して「骨折」を予防しましょう!

参考:「2019年 国民生活基礎調査の概況介護の状況」厚生労働省
※要支援者・要介護者ともに3位です。詳細は、要介護度ごとに異なります。

早期発見が難しい骨粗しょう症

骨粗しょう症になっても骨折しない限り痛くないのが普通なので、早期発見するのが難しく、骨折して初めて骨粗しょう症と診断されることも少なくありません。

骨粗しょう症検診を受けよう!

早期に骨量減少者を発見し骨粗しょう症を予防することを目的として、全国の約60%の市町村で「骨粗しょう症検診」※1が行われています。しかし、その受診率は約5%※2と非常に低いです(メタボ健診の受診率は約50%)。また、受診率が低い地域ほど骨折を起こしやすく、介護が必要になる傾向にあるとの報告もあります。
※1 対象:40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の女性の方
※2 全国平均

治療までの流れ

当院健診センターのオプション検査「骨密度検査(2,200円)」の受診率は約2%と低いです。そこで、2021年度から健診受診者にアンケート用紙(FRAX)を郵送して、骨粗しょう症検査が必要かどうかを、追加料金なしで判定する試みを始めました。
※FRAXの取り組みは裏表紙をご覧ください!
「骨密度測定の要精検」となり、足助病院整形外科を受診していただいた方には、以下の検査や指導を行っています。

骨粗しょう症を診断する検査

骨密度検査

二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA法)で腰椎と大腿骨の骨密度を測定します。

胸腰椎の単純レントゲン撮影

脊椎圧迫骨折の有無を調べます。

診断された方の治療の流れ

血液・尿検査

カルシウムの吸収に大切なビタミンDの充足状態や、骨の新陳代謝の状態などを調べます。

リハビリテーション科

バランス能力の評価、体組成計で筋肉量測定を行い、転倒予防訓練などの運動の指導をします。

栄養科

カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの摂取量を評価し、栄養指導をします。

骨折を予防しましょう!

骨折を予防するには、
● 骨粗しょう症の早期発見・早期治療
● バランスの良い食事
● 転ばないように運動習慣

を身につけることが大事です。不安な方は病院へ受診しましょう。

ドクタープロフィール

足助病院 リハビリテーション科 太田 周介 医師
愛知県名古屋市出身 1995年 名古屋市立大学卒業。2019年より足助病院整形外科に勤務。現在リハビリテーション科部長。

足助病院


住所:愛知県豊田市岩神町仲田20
電話番号:0565-62-1211(代表)
診療科:全13科
受付時間:平日8:00~11:30(婦人科のみ11:00まで)
     平日13:00~16:30
診察の有無は診療科ごとで、午前・午後及び曜日により異なります。ホームページまたは電話にてお問い合わせください。

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