 |
スキンケア外来 <<スキンケア外来のチラシ.2010.5.3.doc>> |
 
消化器内科で扱う臓器は、
1) 消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)
2) 肝臓
3) 胆道系(胆嚢、胆管)
4) 膵臓
5) 脾臓
等で、これらに関する病気の診断、治療を行っています。
当科のモットーは、できるだけ苦痛が少なく、正確で安全な検査を行い、患者さんやご家族に充分納得して頂いたうえで、最適な治療を提供させて頂くよう日々精進していくことです。

|
|
頻度の高い疾患ですが、発見の契機は、自覚症状(心窩痛・腹部膨満感・胸焼け等)、人間ドックや検診、吐血、下血での医療機関への搬送等様々です。原因としては、以前はストレスや痛み止めなどの薬とされていましたが、近年では、ヘリコバクター・ピロリという菌の感染によるものが最も多いことがわかっています。当院でも、胃カメラを行い、潰瘍と診断された患者さんには、すべてピロリ菌の有無を検査して、陽性の場合は、除菌療法(胃薬・抗生剤を1週間内服)をすすめています。除菌の成功率は80~90%で、成功した場合は潰瘍の再発率は0~数%に低下します。
ほとんどの胃・十二指腸潰瘍は、外来通院と内服治療で改善しますが、出血を伴う潰瘍は、胃カメラでの止血処置を要し、その後も1~2週間程度の入院が必要となります。また、出血が胃カメラで止められない場合は、血管撮影や外科的緊急手術の対象となる場合もあります。我々の施設では、内視鏡的止血のために、高周波焼灼装置や凝固装置、クリップ法、エタノール局注法、HSE局注法などを用いて、安全・確実な止血処置が行えるようにしています。
→このページのTOPへ
|
|
|
胆石や胆泥、胆砂等により、胆嚢が腫れ、痛み(右上腹部や心窩部痛)や発熱を引き起こすものを胆嚢炎、さらにそれらが、総胆管という細い管に落下してひきおこされるものが胆管炎です。まれですが、胆嚢や総胆管に癌などの腫瘍ができ、それにより胆嚢炎・胆管炎が引き起こされる場合もあります。治療としては、絶食・点滴・抗生剤投与が主となりますが、両者とも重篤な状態となることがあり、緊急での胆嚢ドレナージ(皮膚をつらぬいて胆嚢にカテーテルを挿入して胆汁や膿を体の外に排出する方法)や胆管ドレナージ(胃カメラを使用して十二指腸から総胆管にカテーテルを挿入して総胆管の胆汁や膿を腸に排出する方法)が必要となる場合があります。現在の主流は、総胆管結石は、消化器内科で内視鏡的に排石して、胆石は外科で腹腔鏡手術にて胆嚢を摘出する方法です。この方法であれば、手術痕は小さくてすみ、入院期間も短縮されますが、内視鏡での摘出が困難な方や、胆嚢の癒着等により開腹での手術が必要な場合もあります。
→このページのTOPへ
|
|
|
大腸ポリープは、その組織により、過形成性ポリープ、炎症性ポリープ、腺腫、腺癌などに分類されますが、一般的に治療の対象となるのは、腺腫や腺癌です。他のポリープも大きさや出血の程度によっては治療の対象となる場合があります。当院では、大腸ファイバーを積極的におこない、大腸ポリープ(特に腺腫、早期大腸癌)の早期発見に努めています。大腸ファイバー施行時に、大腸ポリープが発見された場合には、拡大内視鏡や色素散布を行い、適応があれば、そのまま内視鏡的ポリープ切除(ポトペクトミー・EMR)を施行します。そのため、大腸ファイバーの際は、あらかじめ入院できる準備をして頂き、ポリープを切除した方は、原則的に一泊入院をして頂き、経過をみさせて頂いております。また、進行癌や内視鏡的に切除が困難な場合は、外科と連携して手術療法を中心に方針を検討させて頂いております。
→このページのTOPへ
|
|
|
食道癌の発症は、喫煙や飲酒と密
接に関係しており、女性よりも男性に多い(5:1)疾患です。自覚症状(嚥下困難、食道つかえ感、胸痛等)を契機に発見される場合や、検診、人間ドックで無症状ながら発見される場合があります。特に早期の段階で発見された場合は、内視鏡的切除によって治癒が可能な場合があり、当院でも、胃カメラの際には、早期の食道癌を発見すべく、色素散布等をおこなっています。ある程度進行した段階で発見された場合は、精密検査により、病期(ステージ)を決定し、外科、放射線科と連携して、手術、放射線療法+化学療法、またはその組み合わせから、最適と考えられる治療を患者さんやご家族に提示し、納得して頂いたうえで、治療を開始しています。また、食道癌の進行等により、食道が狭窄し食事摂取が困難となった場合は、胃カメラを使用しての食道拡張や金属の管(ステント)挿入等により、QOLの改善を試みています。
→このページのTOPへ
|
|
|
消化器癌のなかで最も多い癌で、全体の癌の死亡数でも、男性は肺癌についで2位、女性は1位をしめています。自覚症状(食欲不振、腹痛、タール便、貧血によるふらつき等)を契機に発見される場合もありますが、自覚症状が全くない場合も多く、早期発見をするには、定期的に検診や人間ドック等で胃カメラを受けて頂く事をお勧めしています。当院では、胃カメラでの色素散布や生検、超音波内視鏡を施行し、浸潤範囲(癌の大きさ)や深達度(癌の深さ)を正確に診断し、基準を満たす早期胃癌に対しては、積極的に内視鏡的切除を施行しています。内視鏡的切除術では、ここ数年の間に粘膜切開剥離法(ESD)が普及してきており、切除できる大きさが今までの粘膜切除術(EMR)と比較すると大きく拡がっています。このため、以前であれば開腹での手術を要したものでも、内視鏡で完治できる症例が増えてきています。但し、EMRと比較して、高度な技術を要し、手術時間も長く、合併症(出血、胃穿孔等)の危険性も高いため、患者さんやご家族と相談のうえ、慎重に適応を決定しています。内視鏡的切除の適応がない進行癌の場合は、外科と連携して手術での根治を目指します。また、他の臓器への転移を認める等で、手術の適応がない場合は、化学療法(抗癌剤)の使用を検討します。ここ数年胃癌に対する抗癌剤治療は確実に進歩しており、副作用を軽減させるための方法も進んでいます。当院でも患者さんの状態やニーズに合わせて積極的に化学療法を施行しています。
→このページのTOPへ
|
|
|
慢性肝炎はその原因により、ウイルス(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス)性肝炎とその他(薬剤性、アルコール性、自己免疫性、脂肪等)に大きく分かれます。いずれも自覚症状は乏しく、検診や人間ドック、献血等で指摘されてはじめて発見される場合が多い疾患です。しかし、いずれも放置した場合は、肝硬変から肝癌に進展する可能性があり、定期的な通院・検査が必要です。特にウイルス性の肝炎では、近年、抗ウイルス療法(インターフェロン等)が進んでおり、積極的な治療により、ウイルスを消失できるケースも増えてきております。当院でも、抗ウイルス療法の適応がある方には、積極的に治療をすすめておりますので、自覚症状がなくとも、肝炎が心配な方や、肝機能障害や肝炎との診断を受けて悩んでおられる方は、是非、外来を受診して相談して頂くようおすすめします。
→このページのTOPへ
|
|
|
慢性肝炎から病状が進展し、肝臓の線維化が進んだ状態が肝硬変です。肝硬変まで進んでしまうと元の状態には戻らず、症状のない又は症状があっても治療に反応する時期(代償期)から治療に反応しなくなる時期(非代償期)へと進みます。主な症状には、腹水、下肢のむくみ、黄疸とそれによる痒み、食欲不振等があります。また、肝臓でのアンモニアの分解ができなくなるため、手の震え、性格の変化、不穏、意識混濁、痙攣等の肝性脳症をおこします。いずれも、薬物療法が基本となりますが、症状によっては、入院加療が必要となります。また、肝硬変の合併症として、食道静脈瘤があります。破裂をすると大量に出血し、命にかかわるため、肝硬変の方には定期的に胃カメラを施行し、破裂する危険性の高い食道静脈瘤がある場合は、内視鏡での予防的処置を積極的に勧めています。
→このページのTOPへ
|
|
|
肝癌の90%はB型やC型肝炎ウイルス感染が原因であり、男性では3位、女性では5位の癌死の原因となっています。自覚症状はほとんどないため、早期発見には、慢性肝炎や肝硬変の段階から、定期的に通院し画像検査(腹部超音波、腹部CT等)をおこなっていくことが非常に重要です。肝癌の治療には、手術・経皮的治療(ラジオ波、PEIT等)・血管撮影(動注療法、塞栓療法など)があります。当院では、患者さんの全身状態、肝臓の予備力、肝癌の大きさや個数等から、外科とも連携して治療法を検討し施行しています。
→このページのTOPへ
|
|
|
急性膵炎は、急激な腹痛、背部痛、嘔吐、発熱等で発症し、血液検査や画像(腹部エコー、CT)等によって診断される疾患です。その成因は、アルコールと胆石で半分以上を占めています。軽症のものであれば、絶飲食と輸液で軽快しますが、10~20%程度は重症化し、重症化した場合は、透析治療や抗膵炎薬や抗生剤を直接膵臓の血管に注入する動注療法、感染性膵壊死に対しての外科的治療等の様々な治療がおこなわれますが、その致死率は20~30%と高率な疾患です。アルコール多飲歴のある方や胆石を指摘されたことがある方が、上記のような症状を訴えた場合には、早期に医療機関を受診し、診療・検査を受けて頂くことをお勧めします。
→このページのTOPへ
|
|
|
腸閉塞とは、種々の原因により、腸管内容物(腸液、便)の通過障害をおこした状態で、排便及び排ガスの消失、嘔吐、腹痛を伴い、腹部のレントゲンやCTで診断されます。腹部手術後の腸の癒着によるものが最も多く、また、大腸腫瘍や小腸腫瘍、外部からの圧迫でもおこります。それらの原因がなくても、腹膜炎や急性膵炎、胆嚢炎等で腸管運動の麻痺がおこり、腸閉塞をおこすことがあります。治療は、重症度にもよりますが、絶飲食と点滴治療を基本とし、胃に細い管を挿入する方法や、太い管(イレウス管)を小腸まで挿入して、腸管内にたまった腸液やガスを取り除く方法があります。それらの治療を数日間おこなっても改善が乏しい場合や、腸閉塞のなかでも、腸管の血流が阻害され腸管が壊死してしまったり、そのおそれがある場合は、外科と連携して手術をすすめています。
→このページのTOPへ
|
|


※合併症があった場合や重症度が高い場合はこの限りではありません。




このページのTOPへ
|