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循環器内科の診療案内


平成18年4月より室原教授の率いる名古屋大学循環器内科より医師が派遣されるようになり、海南病院循環器内科は、常勤医師9名、非常勤医師2名と、6B病棟や心臓カテーテル検査室で働くコメディカルの協力のもとに、日夜診療に励んでいます。常に最先端の治療が行える体制をとりながら、年間約700件の心臓カテーテル検査、約250件のカテーテル治療を行っています。また、心臓血管外科の協力の下、緊急の手術にも対応できる体制になっています。

   

心臓血管センター部長

循環器内科部長
酒井 慎一

さらに、平成20年9月より6B病棟内に循環器内科が担当する重症患者を収容する集中治療室としてCCU (Coronary Care Unit)を設置しました。わが国でのCCUは急性心筋梗塞などの虚血性心
  疾患患者のみを管理するcoronary care unit の形式を取る施設はまれで、いわゆるcardiac care unitとして心不全、不整脈、心筋炎、急性大動脈解離、急性肺血栓塞栓症などの重症患者も、その対象となっています。CCUの設置により、24時間生命維持に必要な各種のモニタリングが可能となり、重症患者を綿密に管理することができ、治療成績の向上につながるものと考えています。
     
心臓血管センター
   当院では、心臓血管疾患の救急医療の更なる充実を目指し、2011年4月より心臓血管センターの運用を開始いたしました。心臓血管センターの開始にあたり、いままで循環器内科医は待機として救急患者の対応をしていましたが、4月から毎日循環器内科医がCCU当直として院内に在中することになりました。このことにより、急性心筋梗塞など一刻を争う救急疾患に対して、更に迅速に診断治療が行える体制が整えられました。このことは特にカテーテル治療を要する急性心筋梗塞において、治療までの時間が更に短縮されることで、この地域の急性心筋梗塞の救命率の更なる向上につながるものと思います。
 また、当院の心臓血管外科は緊急手術にも積極的に対応していますので、外科的に手術治療を要する救急疾患は、心臓血管外科と協力して、この地域の循環器救急体制を充実してまいりたいと思います。
外来の診療担当表はこちらをクリックして下さい。

 
主な疾患

狭心症

典型的には動くと胸が絞めつけられたり、圧迫感を感じる病気です。運動負荷検査などの検査の後、狭心症の疑いが強い患者さんは心臓カテーテル検査室を行います。心臓カテーテル検査とは、股、肘または手首の血管を局所麻酔下で穿刺し、カテーテル(細い検査用の管)を心臓まで挿入し血管造影や心機能測定などを行う検査です。心臓カテーテル検査で心臓を栄養する動脈(冠動脈)に狭窄が認められ、必要かつ可能と判断した場合に、当院では経皮的冠動脈形成術を行います。経皮的冠動脈形成術とは、冠動脈の狭窄部で風船をふくらまして広げる方法です。最近は、その後ステントという金属の編み目の筒を置くことが多くなりました。その方が、また冠動脈が狭くなる率(再狭窄率)が低くなるからです。2年前に薬剤溶出性ステントが出現し、最近はさらに再狭窄率は低下し、約5%程度となっています。以前は20〜30%でした。

治療前   ステント留置後


急性心筋梗塞

突然、胸が締めつけられるような痛みを感じて、30分以上持続する状態です。狭心症とは異なり、冠動脈が完全に閉塞していることが疑われ、緊急治療を要します。こういうときは、すぐに救急車を呼んでください。来院後、直ちに緊急のカテーテル検査を行い、閉塞している血管を再開通させます。当院では待機制をとって24時間緊急のカテーテル検査ができる体制をとっています。



閉塞性動脈硬化症
動脈硬化が進行して下肢に十分な血液が供給できなくなる病気です。そのため、しばらく歩くと足が痛くなって歩けなくなります。まずは、手足の血圧をはかって実際に下肢の血行が悪いか調べます。その結果、閉塞性動脈硬化症の疑いが強ければ、下肢の動脈造影を行い、治療法を検討します。血行再建の適応の方は心臓血管外科と連携してPTA(バルーンやステントによる血管形成術のこと)あるいは外科的バイパス手術を施行いたします。


心不全
心臓をエンジンに例えると、馬力が弱っている状態です。馬力が弱っている原因を心臓エコーや心臓カテーテル検査等で調べ、原因別の治療を行います。心不全の原因としては、心筋症、虚血性心疾患、弁膜症、高血圧性等があります。
最近は、心臓再同期療法といってペースメーカーを用い、心臓を左右からほぼ同時に電気刺激して動きのバランスを取り戻し、心臓の機能や症状を改善する治療も行っています。


不整脈

脈が速くなったり、遅くなったりする病気です。遅くなる病気の時は、必要ならばペースメーカーを植え込みます。また、早くなる病気に対しては、薬でコントロールがつかなければ、電気的心筋焼却術にて不整脈の元となっている電線を切る治療も可能です。また、致死的な不整脈を抱えた患者さんには植え込み型除細動器の植え込みも可能です。

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医師紹介

氏 名 役 職 専門医・指導医等 専門領域

さかい しんいち

酒井 慎一

心臓血管センター部長

循環器内科部長

日本内科学会 総合内科専門医
日本循環器学会 専門医
日本心血管インターベンション学会 指導医

循環器内科

心血管インターベンション

みうら まなぶ

三浦 学

CCU部長

日本内科学会 認定内科医

日本循環器学会 専門医

日本心血管インターベンション学会 認定医

循環器内科

心血管インターベンション

あらい こうすけ

新井 孝典

循環器内科医長

日本内科学会 認定内科医

日本循環器学会 専門医

臨床研修指導医

循環器内科

やまもと だい

山本 大

医員 日本内科学会 認定内科医 循環器内科

もり ひろあき

森 寛暁

医員   循環器内科

いちい たけお

一居 武夫

医員   循環器内科

わたなべ なおき

渡邊 直樹

医員   循環器内科

よしだ あきひろ

吉田 明弘

医員   循環器内科

にしむら かずゆき

西村 和之

医員   循環器内科


診療実績

循環器内科 平成21年度 平成22年度
   心臓カテーテル検査 878 917
  冠動脈CT 523 456
  経皮的冠動脈形成術 314 303
  ぺースメーカー植え込み術 27 25
  心臓再同期療法 1 2
  植え込み型除細動器 3 3
  下肢動脈の血管形成術 23 19
  電気的心筋焼却術 16 15

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