| 海南病院では、地域の基幹病院として、質の高い、安全で安心な医療を提供するために、平成12年よりリスクマネジメント委員会(現在 医療安全対策委員会と改称)を立ち上げ、組織的に医療安全への取り組み、医療事故の防止活動をしてきており、さらには、平成15年より、院内に、医療安全管理部を独立して設置し、統括副院長、専従員2名を配置し、さらなる強化をはかりました。また、医療の安全にかかわる患者さんからの、相談苦情への窓口として、総合相談センターを設置しております。
今回、社会が求める安全な医療提供の向上を目的に、さらなる取り組みをすすめるとともに、病院長トップダウン形態の、医療安全管理部としてスタートいたしました。
海南病院の一つのスローガンとして、「海南病院では誰もが患者さんの擁護者である」とありますが、真の擁護者たるべく、なによりも、患者さんの視点をさらに重視し、患者の権利の尊重、医療の安全性、療養環境の快適性、患者サービスについて今後も取り組みをすすめてまいる所存でございます。
そのような観点から、平成18年4月に「海南病院医療安全組織文化づくり宣言」を作成いたしましたが、今回改訂版を出すことになりました。職員一同努力することは勿論のことでございますが、患者さんとともに医療を考えてゆく姿勢も安全文化には欠かせません。
第1章では、職員の指針でありますが、高度医療の進むなか、今後ますます患者―医療者のパートナーシップの強化が求められると考えており、患者・ご家族の方にも参加していただき(患者参画型医療)共に固い絆のもと安全・安心の確保に努めてゆくために、第2章では、患者・家族の皆さんへのご案内(安全対策10ヶ条)を作成いたしました。改訂版では、第3章、患者さん自身でできる安全のためのヒント、第4章、医療者とは異なる視点からいただく「医療安全提案メモ」が加わっております。基本的には、病院職員が安全確保への努力を行なうものですが、より高い確実性を追求するためには、患者さんの参加が欠かせません。是非、お読みいただきご理解賜りたく存じます。
病院職員は指針を行動の基本とし熟知するとともに、患者さんには、安全文化づくりの趣旨をご理解たまわり、ご協力いただければ幸いです。 |