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■海南病院施設整備概要

理念・基本方針 患者さんの権利と責務 個人情報の保護
医療安全組織文化づくり宣言 カルテ開示 沿革・概要


  約1年半の基本構想の検討を経て、昨年来の基本設計で病院全体の大まかなレイアウトが決定され、イメージではありますが、新しい将来の病院の姿が見えてきましたので、皆様にご紹介するとともに、また本計画に様々なご意見、ご提言など賜れば幸いに存じます。
  海南病院は、平成15年に竣工した新しい病棟(AB棟)以外は、ほとんどが老朽化しており、増改築を繰り返してきたため、患者さんにとっても、職員にとっても利用しづらい施設となっています。今回2期に分けて、AB棟以外の全ての建て替えを行うという壮大な計画が進んでおります。全体整備指針は、「地域完結型で高度医療を多くの必要な人々へ」「災害拠点病院としての機能強化」とのコンセプトで、少し大げさですが日本の新しいモデル病院を目指します。今までの多くの病院建築がそうでしたが、私達は決して大きな箱ものを造るのではなく、適切なサイズでコンパクト・高機能・次世代型という、患者さんにとっても、働く職員にとっても、利便性・快適性・効率性の良い素晴らしいものを目指します。
  施設整備は、現在地での建て替えとなりますので、多くの制約は出てまいります。工事期間も長きに渡りますが、優先事項などを検討し、工期を2期に分割し整備を行います。

  まず第1期の計画をお話したいと思いますが、地域の安全・安心を考えますと優先事項として、やはり救急医療関連の整備ということになります。現在のER救急センターを約4倍に拡大し、救急車を同時に5台程度まで受け入れ可能とし、あらゆる救急疾患に対応できる高度救急センターをAB棟北側に設置し接続します。整備後は大規模な災害時にも受け入れが可能となりますし、多数の負傷された方が同時に来られた場合には、待合ホールや講堂などにも簡易ベッドを設置し酸素などの投与ができるような工夫も取り入れられる予定です。地域災害拠点病院として、「災害に強い病院づくり」となるコンセプトです。また救急センターでは、救急隊の方々と連携して現場に急行する「ドクターカー」の運用ができたらとも考えます。医師が現場に駆けつけ救急救命士と連携しすぐに医療行為を施すことにより、救命率の向上がかなり期待できるものと思います。この高度救急センターの真上の2階に救急専用病棟を設置し、さらに隣接して、集中治療室・手術室・内視鏡センター・血液浄化センター・各種診断治療機器が配備され、効率性の高い医療が提供できることとなります。

  1期工事が終了しますと、次のステップに進むこととなります。第2期の整備内容としましては、まずは、海南病院が相当の急性期高度医療に役割をシフトし、地域のあらゆる医療機関や施設と連携をとり、この地域での医療完結を可能にすることにあります。現在極めて老朽化し待合スペースや診察スペースの狭い外来部門を全面的に見直し、高機能外来として新しい形態を造ります。付加機能として通院治療センターを拡充する他、総合相談センター・地域医療連携センター・患者さん用図書室を含めた情報提供スペースなどが計画されます。各診療科はセンター化を進め、臓器別に高度医療を提供できるよう急性期病棟の設置がなされます。また今後の医療のあり方を見据え、チーム医療推進のため情報系管理スペースにチーム医療室なども計画をしております。

  今後もこの一年をかけて様々な将来構想を検討してまいりますが、新しい施設整備に関しましても、是非皆様方のご意見・ご提言などいただければ幸いです。海南病院が地域における基幹病院として地域医療を守るため、この計画は地域の方々にとりましても、また70数年の歴史を守ってきた海南病院職員にとりましても、まさに夢が叶う、新しい未来への第一歩と考えます。

  海南病院は、私達職員だけではなく、皆様も含めた地域の大切な公共の財産と考えております。今後とも職員一丸となり頑張ってまいりますので、当院に対するご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

 
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