医学生の方へ 研修医日記

初期研修プログラム

Ⅰ.プログラムの名称:稲沢厚生病院卒後初期臨床研修プログラム(031681302)
 
Ⅱ.研修プログラムの理念と基本方針
 
 1.理念
    本プログラムは、医師が医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、医
    学的及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に
    適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身に付
    けたジェネラリストを育成する。
 2.基本方針
  1)2年間の研修期間中にほとんど研修場所をかわることなく、複数科の連携を研修する。また、
    急性期から慢性期の医療、保健活動の健診さらに介護について連続性を持って研修をする。
    
  2)研修中に行われる教育的な行事(各科カンファレンス、症例検討会、読影会、スタッフのため
    の教育講習会など)へ積極的に参加し、臨床医として必要な幅広い知識や技術の習得を目指す。

Ⅲ.病院の概要
   1.名 称 愛知県厚生農業協同組合連合会 稲沢厚生病院
   2.所在地 〒495-8531 愛知県稲沢市祖父江町本甲拾町野7番地
    ℡ 0587-97-2131 FAX 0587-97-3633 
    URL http://www.jaaikosei.or.jp/inazawa
   3.病床数 300床
     (一般153床、精神51床、療養50床(医療28床・介護22床)地域包括ケア病床46床)
   4.診療科
     内科・循環器内科・消化器内科・糖尿病内科・神経内科・精神科・小児科・外科・整形外科
     リウマチ科・脳神経外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻いんこう科
     リハビリテーション科・放射線科・麻酔科(19科)
   5.特色
     稲沢厚生病院は昭和20年に愛知県農業会尾西診療所として発足し、昭和23年愛知県厚生農業協同
     組合連合会尾西診療所となり、昭和26年に尾西病院となりました。
     昭和40年には現在の地に新築移転し、病床数323床の総合病院となりました。
     平成14年に病棟・診療棟を建て替えました。平成23年12月当地域のベッド数の見直しに伴い、
     精神科病床49床および療養型病床5床を削減し、地域住民の皆様の要望に応え、
     一般病床を31床増床しました。
     平成26年に東館建て替えを行い、平成26年11月に病院名を稲沢厚生病院に変更しました。
     病院は愛知県の西部、木曽川に隣接した稲沢市にあります。急性期医療・救急医療を担う尾張西部
     救急二次病院として、あらゆる救急疾患にも対応できる体制をとっています。
     それに加え当院の特徴は精神科51床を有しており精神疾患の患者様の身体的合併症に対応できるこ
     と、地域包括ケア病床、健康管理センター、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、介護保
     険事業所、 併設しており、卒後初期臨床研修必修科目が、当院のみで研修できます。また、選択期間
     が11ヶ月と長く、希望する診療科の研修ができます。
   6.医療圏 尾張西部医療圏、第二次救急指定医療機関
   7.診療科別患者数と医師数等の状況(平成29年4月1日現在)
診療科 常勤医師数 1日平均外来患者数 1日平均入院患者数 平均在院日数
内科 10 163 99 21.3
精神科 4 92 30 60.7
小児科 4 69 7 4.0
外科 4 30 17 13.8
整形外科 3 79 34 42.7
脳神経外科 1 18 10 26.0
皮膚科 0 22 0 0
泌尿器科 1 34 4 11.3
産婦人科 3 32 7 7.6
眼科 2 46 1 7.4
耳鼻咽喉科 2 41 2 5.7
放射線科 1      
合計 35 626 211  
 

  総数 1日平均
時間外・休日受診患者数※ 8696 23.8
救急車搬入総数 1323  
(時間内) 473  
(時間外・休日) 850  
分娩数 190  

   8.教育施設として認定されている医学会名
     日本内科学会・日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会・日本循環器学会・
     日本精神神経学会・日本小児科学会・日本外科学会・日本整形外科学会・
     日本脳神経外科学会・日本脳卒中学会・日本泌尿器科学会・日本産科婦人科学会・
     日本眼科学会・日本耳鼻咽喉科学会
Ⅳ.臨床研修協力病院:名古屋市立大学病院 愛知県厚生農業協同組合連合会 海南病院
Ⅴ. 臨床研修協力施設:愛知県一宮保健所 尾関医院
Ⅵ.指導体制
   1.研修管理責任者   病院長 眞下 啓二
   2.プログラム責任者  副院長兼臨床研修部長兼保健事業部長 後藤 章友
   3.各診療科指導医(卒業年)
  担当分野       氏名      卒業年
  
循環器内科      後藤章友    1988
  
消化器内科      服部孝平    1989
  
循環器内科      浅田 馨    1998
  
循環器内科      勝野哲也    1997
  
消化器内科      濵野真吾    2002
  
精神科        杉山 通    1995
  小児科        外山順三    1975
  
小児科        江崎まり    1982
  
外科         眞下啓二    1978
  
外科         伊藤浩一    1987
  
外科         髙山宗之    1993
  
外科         中屋誠一    2008
担当分野      氏名      卒業年 
整形外科・地域医療 加藤哲司    1988
整形外科      山岸逸郎    1995
整形外科      河村文徳    1995
脳神経外科     杉山尚武    1981
泌尿器科      畦元将隆    1993
産婦人科      竹内一郎    1974
産婦人科      谷貝顯博    1979
産婦人科      渡辺 修    1996
眼科        所 真由美   2002
耳鼻いんこう科   植松 隆    2005
放射線科      三毛壯夫    1986
Ⅶ.研修期間:2年間
  ※ 1年次ローテート例
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

内科

救急

精神科・小児科・外科・整形外科
脳神経外科・産婦人科・麻酔科必修

  ※ 2年次ローテート例

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
地域医療 保健所 自由選択

Ⅷ.研修医定員: 3名
Ⅸ.プログラム終了後のコース
    研修中の評価をもとに、希望科医師充足状況を勘案し常勤職員として採用される。引き続き約3年間
    の後期研修を行い、志望各科の学会認定専門医の取得をめざす。
Ⅹ.研修医の処遇
  1.身分:常勤嘱託(準職員)
  2.給与【日当直手当(6回/月)を含む】
   1年次 約416,250円/月、賞与年額 1,080,000円、年額 約6,075,000円
   2年次 約506,875円/月、賞与年額 1,440,000円、年額 約7,522,500円
  3.社会保険:健康保険、厚生年金、労働保険に加入
  4.宿舎:借り上げ住宅貸与(家賃一部負担)*希望により紹介斡旋
  5.休日休暇:日曜、祝日、第2・4・5土曜日、年末年始(12月30日~1月3日)、8月15日、
    特別休暇(月1日又は半日) 有給休暇1年次10日・2年次11日
  6.勤務時間:平日8:30~17:00(休憩50分)、土曜8:30~12:20
  7.健康管理:健康診断、ワクチン接種など
  8.医師賠償保険:団体としては病院で加入します。個人の加入は任意であるが加入が望ましい。
Ⅸ.コラム
   *プログラム責任者から
    稲沢厚生病院で初期研修を終えた後期研修医が3名おります。
    また、JA愛知厚生連では独自に年1回の指導医講習会を開催し、臨床研修等検討会を隔月で行
    っているため、情報量が非常に多く充実した指導ができています。
    当院は愛知県の西の端、のんびりとした田舎町にあり、雰囲気が良く、職員全体が研修医を歓
    迎しています。
    「風通し」のよいアットホームな病院で、当直などで困ってもすぐに各科当番医師に相談可能
    です。(オリエンテーションの間にすべての医師とのディスカッションの時間があり、スムー
    ズに研修に入ることができます。)
    地域医療、精神科、産婦人科、小児科なども含めて院内でほとんどの研修を行うことが可能です。
    今後は協力病院を増やし、より選択科目を充実させる予定です。救急医療にも力を入れており、
    眠れない当直もありますが、やりがいがあります。
    ただ見学するのみでなく、実際に診察し、検査や手術のメンバーに入ることにより、より実践的な
    研修ができます。当院の雰囲気を知ってもらうためには、実際に院内で実感してもらうのが最適
    だと思います。
    M6やM5のみでなく、すべての医学生の病院見学を歓迎します。
    後期臨床研修では、科にもよりますが、正職員として採用されます。お気軽にお問い合わせくださ
    い。





  *指導医から
    当院は、愛知県の農村地区に位置する(いわゆる田舎ですが)病院です。といっても車で30分
    ほど(高速は一部使いますが)走れば名古屋駅に行けますので比較的都会に近い田舎というロケ
    ーションです。
    私もいろいろな病院を転勤で回ってきましたが当院の研修医の先生たちの忙しさは中の上または
    上の下というところです。
    研修の希望もいろいろあると思いますが、比較的余裕を持って研修をしたいという方には向いて
    いると思っています。
    寝る間も惜しんで2年間の研修を過ごしたいとか、とりあえず暇に2年間を過ごしたいという方
    もいるかもしれませんが・・・。
    当直は、希望にもよりますが月に5回から6回程度してもらっています。仮眠程度は可能です。
    ただ、救急患者数は当院でも増加傾向で徐々に忙しくなっています。研修2年目の最後にはもう
    少し忙しくなっているかもしれません。まずは一度、病院見学に来て下さい。

  *指導医から
    当院は、決して大病院のように珍しい症例が豊富にあるわけではありません。ただ、地域の中核
    病院としての役割を担っているためcommon diseaseは多く、救急医療から療養病床まですべて
    の経験を積むことができます。
    また、中規模病院の長所として各科間やコメディカルとの垣根が非常に低く、フレキシブルな診
    療が可能です。
    循環器診療については心臓カテーテル検査・治療、ペースメーカー植込み、心筋梗塞の急性期治
    療などの専門的な研修ができます。
    しかし、まず臨床医としては、循環器科をはじめとした各分野のスペシャリストとなる前に、幅
    広い視野に立った診療ができるジェネラリストであれ、と考えております。また、患者さんの病
    気だけでなく、その方の人間性、背景を含めた全人的な診療ができるような医師の育成を目指し
    ております。

 *先輩研修医から
    当院での研修が始まって1年が経ちました。1年目の研修は内科が6ヶ月と中心になります。
    内科研修では昼間の外来で実際に診察したり、胃カメラ、エコーなどの手技も積極的に経験させ
    てもらえます。
    実際に自分でやってみる事で、やはり見ているだけとは違い、高いモチベーションを持って学ぶ
    事が出来ました。
    当院は中規模病院で、common diseaseの患者さんが多
    いです。
    しかし、できる範囲で他科の疾患を含めてフォローしていくという
    形なので、一人の患者さんで有機的にいろいろな疾患について学べる
    と思います。
    また、中規模であるが故にアットホームな雰囲気で、他科の先生方
    にも相談しやすい環境です。
    救急についてもできる限り受け入れる形を取っているので、昼夜を
    通して様々な患者さんが搬送されます。
    中にはCPAの患者さんもあるため、ACLS等についても学ぶ事が
    出来ます。
    今後どの科に進むにしてもありふれたcommon diseaseについて知っておく事は重
    要であるため、研修病院としては良い環境だと思います。

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