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ドクター登場

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救命救急センターについて

江南厚生病院 副院長兼救命救急センター長 竹内 昭憲

江南厚生病院
副院長兼救命救急センター長 
竹内 昭憲

地域社会において救急医療はそこに住む人々が安心して暮らすためにはなくてはならない仕組みです。本邦の救急医療システムは、傷病者の重症度・緊急度により初期(外来診療のみで帰宅可能;夜間休日診療所など)、二次(入院が必要な患者)、三次(意識障害、急性呼吸不全、急性循環不全、多発外傷など緊急度が高い傷病者に対応)に行政上分類されています。三次救急医療機関とはすなわち救命救急センターをさしますが、当院は救命救急センター指定以前から三次救急医療機関が収容すべき傷病者にも対応してきており地域の救急医療の核としての役割を担ってまいりました。当院は従前より「断らない救急」ということで年間6,000台以上の救急車の収容をしてまいりましたが、更に高度な救急患者に対応すべく2015年10月に愛知県より救命救急センターの指定を受けました。救急患者を断らないためには常に救急患者を収容する空床を確保しておく必要がありますが、当院では病床の需要がひっ迫したときは院長や看護部が陣頭指揮を執って空床を確保するよう努力しています。

現代の内科学や外科学などの医療は臓器別に発展してきていますが、これに対して救急医療では内因性であれ外因性であれ急性に発症したさまざまな病態の傷病者について対応する能力が要求されており、今後もより一層の能力向上をめざしてスタッフの教育や体制整備を進めていきます。

また救命救急センターには病院前救護すなわち救急隊の行う医療行為についての教育や活動の検証も役割の一つとして求められています。救急隊員の中には救急救命士という国家資格を持つ隊員がいて、彼らには心肺停止時の高度な器具を用いた気道確保、アドレナリンの投与が認められており、最近は心肺停止前の輸液や血糖測定・ブドウ糖の投与も認められるようになり病院前救護の医療レベルはどんどん高度化しています。彼らの医療レベルの質を教育・検証により担保することは当然傷病者にとっての利益がゴールにあることであり、この点についてもこれまで以上に力を注いでいきたいと考えています。

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