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ドクター登場

トップページ > 胃薬飲んで認知症!?

「ガングリオン」について

藤岡 一敏

知多厚生病院
内科
藤岡 一敏

近年プロトンポンプ阻害薬(PPI)、いわゆる胃薬に対し適正使用の注意が出されております。2017年に海外においてPPIの長期使用に伴い、認知症や死亡リスクが上昇するとの論文発表が行われました。

PPIは本邦においても逆流性食道炎や胃潰瘍治療の中心を担う薬剤です。米国消化器病学会からも『PPIは酸関連疾患の治療に非常に有用な治療薬とされる一方、長期使用の適応疾患はごく限定的であることを認識すべき』との声明が発表されております。
PPIの長期投与による副作用に注意するのではなく、本当に服用すべき症例であるかを考えるべきとの意向です。また併せて生活習慣の改善により内服治療の終了、他剤への変更も考慮するべきと結論づけております。
生活習慣の改善とは、この場合別記胃酸刺激を増やす食品を控え、食事以外にも禁煙、十分な睡眠時間の確保などを行うことにあたります。ご自身の生活習慣を考慮し、ご自身の処方が本当に必要かどうか主治医に確認してみることが重要です。

胃酸分泌を高める食品

近年は高齢者などにおける残薬問題も社会的にとりざたされております。PPIのみならず薬剤治療に関しては、必要最小限の用量と期間に留めるべきです。
皆様も一度処方薬が本当に必要かどうか主治医のみならず、ご自身でも検討してみてはいかがでしょうか。

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